Q:同伴競技者が「暫定球を打った方が良い」とアドバイスする 2015.08.21

OBの無い林の中にティショットを打ったプレイヤーに、同伴プレイヤーが暫定球を打った方が良いとアドバイスする事は違反ですか?

しんじ23さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフ規則でいうところのアドバイスとは
・プレー上の決断
・クラブ選択
・ストロークの方法
に影響を与える助言や示唆が該当します。”プレー上の決断”とはスコアに影響するような戦略的な内容のことをさします。例えば、どのよう球筋で攻める、どこを狙う、あるいは救済を受けた方が得策か、等といった内容が該当します。暫定球を打っておくべきかどうかは、最初の球がOBか紛失の恐れが考えられるためのプレー進行の問題上での助言と言えますので、”プレー上の決断”とはならず違反ではない、ということになるかと思います。
以下に紛らわしいケースを挙げてみます。
・救済方法が良く分からないプレーヤーに正しい救済方法や救済の選択肢にどういったものがあるか教えた
 →罰無し
・救済方法が良く分からないプレーヤーに正しい救済方法や救済の選択肢にどういったものがあるか教え、どの選択肢が最も有利にプレーできるか教えた
 →アドバイスの違反
・救済が受けられるかどうか分かずに困っているプレーヤーに「そういう時は第2の球をプレーした方がいいよ」と教えた
 →罰無し
・救済が受けられるかどうか分かずに困っているプレーヤーに「そういう時は第2の球をプレーした方がいいよ」と教え、更にどちらの球をスコア採用の上で優先した方が良いか教えた
 →アドバイスの違反
・木の根元に球があるプレーヤーにアンプレヤブルの処置をとってプレーすることができることを教えた
 →罰無し
・木の根元に球があるプレーヤーにアンプレヤブルの処置をとった方が良いと教えた
 →アドバイスの違反

Mr.golfbaka