Q:同伴競技者が自分の球を誤球したものと思ってプレーした後で、自分の球が見つかる 2015.08.07

セカンド地点でAがプレーした球が前方の池に入った。次にBがプレーしようとしたところそれはAの球だった。他に球が見つからなかったので、AがBの球を誤球したことはほぼ確実とし、Bはその地点から別の球でプレーを続けたが、少し進んだところで地面にくい込んでいるBの球を見つけた。Bもまた誤球したことになるでしょうか?

ワンさん

回答
ご質問ありがとうございます!
Bは誤球したことにはなりませんが、『AがBの球を誤球した』ということについて、「ほぼ確実」と判断して処置したが実際は違っていた、ということですので、「ほぼ確実」と判断したのが早合点であった可能性が考えられます。そうなると、Bは自分の球が見つかっていない状況で別の球をインプレーにしてプレーしたことになります。最初の球が見つかっていない状況ですので規則27-1に従いティーグラウンドからプレーすべきところ、セカンド地点付近にドロップしてプレーしていますので規則27-1の1打罰と誤所からのプレーの2打罰を受けることになります。恐らくセカンド地点はティーグラウンドより遥か前方かと思いますので、誤所からのプレーの重大な違反となり、合計3打の罰でティーグラウンドからプレーし直さなければなりません(打ち直しは5打目、そうしなければ競技失格)。
もし、色々な状況から『AがBの球を誤球したことをほぼ確実と判断した』ことが合理的と考えられる場合、Bは規則15-3に従い正しくプレーしていることになり、罰はなく別の球でそのままプレーすることになりますが、ご質問のケースではBの球が別の場所で見つかっていることもあるので、そのように裁定される可能性は低いように思われます。
参考裁定例・15-3b/1

Mr.golfbaka