Q:ホールのふちにリプレースした後に球が勝手にホールに転がり込む 2015.07.07

貴問題でホールのふちに1オンした球を拾い上げリプレースした後アドレス前に球が勝手に動きだしホールインした場合16-2の1打罰が課せられスコアは2となると解答でしたが、ホールのふちではなく球がホールより離れていた場合は罰は無くスコアは1で良いのですか?

関根洋治さん

回答
ご質問ありがとうございます!
結論から申し上げると、その通りです。規則16-2では、ホールのふちからせりだしている球について定めています。この規則16-2で定めていることの意図するところは以下のようになります。

1.ホールのふちからせりだして止まった球がホールに入った場合、最後のストロークでホールに入ったものとみなされ1打罰を付加する
2.球がホールのふちからせりだしている場合、不当に遅れることなく歩み寄った上で10秒間待つことができ、その間に球がホールに入らなければその球は止まったものとみなされる


つまり、規則16-2では、ホールのふちからせりだして止まった球が自然とホールに転がり込んだ場合は最後のストロークで入ったことになるが1打罰を受ける、というのが基本としてあり、不当に遅らせることなく歩み寄ってからの10秒間は止まっていないものとして待つことができる、と捉えることができます。ただし、だからと言ってその10秒間は球が動いているものとして扱わなければならない、というわけではないので、止まっていればマークして拾い上げることもできます。マークして拾い上げた場合、その球はホールのふちからせり出して止まった球ということになりますので、その後リプレースしてから転がり込んだ場合は規則16-2が適用され1打罰を受けることになる、ということです。ホールのふちからせり出していない場合、規則16-2は適用されませんので、リプレースしてから球が動きだしてホールに入った場合は最後のストロークでホールに入ったものとみなされ、罰はありません。
ちなみに、「ホールのふちからせり出している球」だけでは正確にどのような状況なのか分かりづらいのですが、規則書では「球の一部がホールのふちからせり出している場合(When any part of the ball overhangs the lip of the hole 〜」となっていますので、真上からホールを見た時にホールのふちに球がかかっている場合が該当することになります。

Mr.golfbaka