Q:ラテラルウオーターハザードの処置でドロップ範囲内にグリーンがある場合 2015.06.04

グリーン近くのラテラルウォーターハザードに入った場合、その横切った点からホールに近づかず、2クラブレングス以内の範囲にグリーンがある場合、グリーン上にドロップするかプレースするかを教えてください。
よろしくお願いいたします。

アヤパパさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ウオーターハザードやラテラルウオーターハザードに球が入り、そのハザードの限界を最後に横切った箇所を基点として救済を受ける場合(規則26-1)、そのハザードの外であればどこでもドロップすることができます。例えば、旗竿と基点とを結んだ後方延長線上にドロップする場合、コース内であれば(OB区域でなければ)どこまで下がっても良いですし、また別のウオーターハザード内やバンカー内にドロップすることも可能です。また、ご質問のケースのようにラテラルウオーターハザードの処置で、最後にハザードの限界を横切った箇所から2クラブレングス以内でホールに近付かない場所にドロップする場合、その範囲内にグリーンがあればグリーン上にドロップすることも認められます。この場合、規則26-1ではドロップすることを要求しているためプレースすることはできません。グリーン上だからといってプレースしてプレーしてしまうと、規則26-1の処置の1打罰と、規則26-1に違反したことによる誤所からのプレーの2打罰で計3打罰を受けることになります。
ちなみに、アンプレヤブルの処置(規則28)においても同様のことが言えます。アンプレヤブルの処置では、球を基点として、その後方延長線上やホールに近付かない2クラブレングスの範囲内がドロップ範囲となりますが、この範囲内にあるグリーン上で処置する場合はグリーン上にドロップすることになります。

Mr.golfbaka