Q:霜に埋まった球 2015.03.18

フェアウェイから打った第2打が林の中に入ってしまいました。行ってみるとボールは霜の中に埋まっていました。この場合、救済は受けられますか?

田上順さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフ規則では、霜からの救済を認める項目はありません。ですので、あるがままでプレーする、あるいはそれが難しいようであれば1打罰でアンプレヤブルの処置をとるしかない、ということになります。
似たような自然物としては、露、水、氷、雪などがありますので、霜とあわせてそれらについて規則上どのようになっているか以下にまとめてみます。

【露・霜】
基本的に救済はありません。ただし、ティーグラウンド区域内にあるものについては、取り除くことが認められます(規則13-2)。ティーショットを打つ前はもちろんですが、ティーショットをチョロしてしまい、ティーから落ちてまだティーグラウンド区域内にある球に対してプレーする時に球周辺の霜や露を取り除くことも可能です。他の場所では球の周りの露や霜を取り除くとライの改善のより2打罰を受けることになります。

【水】
ティーグラウンドでは取り除くことができます(規則13-2)。また、ウオーターハザード以外で、通常ない場所にある水溜まりについてはカジュアルウオーターとして救済を受けることができます(規則25-1)。

【雪・自然の氷】
プレーヤーの選択で、ルースインペディメントかカジュアルウオーターのどちらかとして扱うことができます。ルースインペディメントとして取り扱う場合はハザード内でなければ取り除くことができ(規則23)、カジュアルウオーターとして扱うのであればウオーターハザード以外の場所なら救済を受けることができます(規則25-1)。

【人工の氷】
障害物として扱われます。簡単に動かせるようであれば動かせる障害物(規則24-1)、固定されていたり簡単に動かせないようであれば動かせない障害物(規則24-2)として救済を受けることができます。

Mr.golfbaka