Q:スパットをつくる行為 2015.02.14

ボールを打つ際にスタンス向きが合うようにボールと目標物を結ぶ線にスパットを見つけてスタンスを取るといいと聞きます。しかし枯葉やディボットではわかりにくくボールの手前30センチぐらいに靴底で少しスって地面に傷つけるとわかりやすいのですがそれはルール上問題ありませんか?
よろしくお願いします。

匿名さん

回答
ご質問ありがとうございます!
結論から申し上げますと、ルール違反(2打罰)になりますし、マナー的にも(コース保護という観点において)良くない行為と言えます。
まずグリーン上以外の場合、プレーの線を他の人に示してもらったり、携帯品や木の枝などの物でプレーの線を示すことは認められていますが、ストロークする際は取り除かなければなりません(規則8-2a)。地面に傷を付けた場合、取り除くことは不可能ですので2打罰は免れないことになります。またプレーの線上に傷を付けていることになりますので、もし球の動きがその傷の影響を受けることが考えられるのであれば規則13-2の違反となる可能性もあります。
球がグリーン上にある場合、プレーの線を示す物をグリーン上に置いた時点で規則8-2bの違反となります。従ってこの場合も傷を付けた瞬間に2打罰が課され、その罰は免れることはできません。また、パットの線に触れて改善したことにより規則16-1aと規則13-2の違反となる可能性も高いです。
どちらの場合にしても、1回の行為で罰の重複はないので、どちらも規則8-2の違反で2打罰となります。

Mr.golfbaka