Q:古いホールの埋め跡の凹凸を避けてリプレース 2015.02.12

グリーン上でマークした球を元の位置に置こうとしたところ、古いボールマーク跡があり、そのまま置くとボールが不安定な状態になってしまいます。そこでわずかに(1cm程)ボールを横にずらして置きパットしました。この行為は誤所からのプレーとしてペナルティとなるのでしょうか?

吉永さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースは、正しい場所にリプレースしていないため誤所からのプレーで2打罰となります。
グリーン上の古いホールの埋め跡に関しては、いつでも直すことが認められていますので、このような場合はその埋め跡を平に直してからリプレースすれば問題なかった、ということになります(規則16-1c)。グリーン上の古いホールの埋め跡やピッチマークを直す際は、その行動が直接的な原因で球やボールマ―カーを動かしても罰はないので、ボールマーカーのすぐ近くのものを直すこともできますし、明らかに球やボールマーカーを動かしてしまうことが事前に分かっているようならクラブヘッドなどで測って横にずらしてから直せば良いでしょう。
凹凸を直さずに球をリプレースする場合、ご質問のケースのように「不安定な状況」であっても球を置いた時に一旦でも停止すれば、その球は正しくリプレースされたことになります。このような場合、球が動きそうな不安定な状況ですので、アドレス後に球が動いたことによる規則18-2bの罰が課されるリスクを背負うことになります。
もし、リプレースを試みても凹凸により球が元の場所に停止しない場合は、もう一度リプレースを試みます。それでも球が止まらない場合は『ホールに近付かず球が止まる位置で元の場所に最も近い場所』に球をプレースすれば罰はありません(規則20-3d)。

Mr.golfbaka