Q：ストロークプレーと同時にマッチプレーを行う 2015.01.31
いつも質問させていただき、ありがとうございます。
ゴルフクラブの仲間たちとストロークプレーで毎月コンペを行っていますが、ゴルフ本来のマッチプレーを楽しむため、数か月の期間内でトーナメント方式のマッチプレー競技を行おうと考えています。とはいっても、通常営業日に一組4名のプレーが基本であることから、マッチプレーは難しいと思うのですが、ストロークプレーを行いながら、同時に内々で2人のマッチプレー（コンシードなしで）を行ったら、ルール上でつじつまの合わない、おかしなことにはならないのでしょうか？
マッチプレーでは、「1打罰」「そのホールの負け」「競技失格」の3種類の罰則があるとありましたが、こんなたとえがゆるされるか分かりませんが、俗にいうストロークプレーで「ヨコ」のベットと考えれば重複したプレーが可能と考えますがいかがでしょうか？ 愚問かもしれませんが、よろしくお願いします。
回答
ご質問ありがとうございます！
楽しそうでいいですね！ ご想像のとおり、マッチプレーとストロークプレーでは罰打が違うという事に加え、ゲームの「対戦相手」という点においても大きな違いがあります。ストロークプレーでは競技者全員が相手であるのに対し（用語の定義では『競技者』）、マッチプレーでは一緒にプレーする目の前にいる『相手』との勝負になります。
また、規則33-1の中でも、ストロークプレーとマッチプレーは本質的に違うので両方を同時にプレーすることはできず、もし両方を同時にプレーした場合はマッチプレーでは結果は無効、ストロークプレーでは関係競技者は競技失格とする、としています。
というわけで厳格にゴルフ規則に従うのであれば、両方を同時にプレーすることはできない、ということになります。マッチプレーでは、例えば相手が打順を間違えて先にプレーしてしまった場合などに、やり直しを求めることができますが、ストロークプレーが一緒に行われていると、そういった規則の適用ができなくなってしまいますし、また「目の前の相手を打ち負かす」といったマッチプレーの性質が損なわれることにもなります。
ただ仲間内での事ですので堅苦しいことは言わず、皆が楽しめる方法なら、そういった競技方法で楽しむのもありだと思います。