Q:他の用途にために作られた手袋を使用できるか? 2015.01.23

手袋で、野菜や果物の収穫・選別等のガーデニングに最適な背抜きフィット感抜群の手袋を競技で使用しても良いでしょうか?

やまよしさん

回答
ご質問ありがとうございます!
その手袋がシンプルな形状のもので、グリップと粘着性のあるような素材でなければ問題はないかと思いますが、シンプルな形状ではない場合(例えばラインが入っていたり、凹凸があったり等)、ゴルフ競技では使用できない可能性も充分に考えられます(その場合、ここでは正確な判断はできません)。
手袋に関してはゴルフ規則の付属規則で以下のように定められています。
付属規則W 機器と他の携帯品
2 手袋(規則14-3)
プレーヤーがクラブを握る援助となる手袋をはめることができる。ただし、手袋は単純でなければならない。
単純な手袋は下記のようでなければならない。
●各指のための別個の覆いあるいは開放部(穴)と共に、ぴったり合うよう仕立てられた手の覆いからなる。
●手のひらと指の握る面の全体がスムーズな素材で作られている。
単純な手袋は下記のものを組み込んではならない。
●その主要な目的が詰め物を備えたり、詰め物の効果をもたせるための握る面や手袋の内部への素材。詰め物とは、付け加えられた素材を持たない隣接する部分よりも0.025インチ(0.635ミリメートル)を超える厚みを持つ手袋素材の部分と定義される。
注:詰め物の定義(上記参照)の範疇を超えないことを条件として、耐摩擦性、吸湿性、その他の機能性のために素材を付け加えることができる。
●クラブが滑るのを防ぐための援助となる、あるいはクラブに手を取り付けるためのストラップ。
●指と指とを結び付ける手段。
●グリップの表面素材と粘着(付着)する手袋の表面素材。
●視覚的な援助を除き、プレーヤーが手をグリップの一貫した位置に、および/または特定の位置に置けるようにデザインされた機構。
●プレーヤーがストロークをする上で援助となる重り。
●関節(手や手首など)の動きを制限するかもしれない機構。
●その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助となるかもしれない機構。


また、規則14-3では、ある携帯品の使用が規則に違反するかどうか疑わしい場合はR&Aに見解を求めるべきである、としています。上記のように手袋に関する規則は定められてはいるものの、世の中には様々なタイプの手袋があるわけで、それらが規則に適合しているかどうかをR&A側がいちいち判断するわけにはいかないので、疑問に思うプレーヤーは見解を求めてください、というわけです。ただし、その場合、実物を送るなどの手間が生じてくると思うので日本人にとってはあまり現実的ではないのですが…。
というわけで、もしその手袋が上記の定めに反している可能性が少しでもあるならば使用しない方が無難かと思います。

Mr.golfbaka