Q:グリーン上の傷を直すこと 2014.12.18

グリーンに一度のってバックスピンでグリーン外にでてしまった。アプローチをパターでする際、グリーン面にディボットの跡が深くあり、ディボットを修理してからアプローチしたら罰則があるのですか?

やまよしさん

回答
ご質問ありがとうございます!
グリーン上の傷は「ピッチマーク(球の落下によりできる跡)」と「古いホールの埋め跡」に関してはいつでも直すことが認められています(規則16-1c)。ピッチマークは自分のものとは限らず、誰のものでも直せます。また、このことはグリーン上からプレーする場合に限りません。グリーン周りからのアプローチの際にグリーン上に気になるピッチマークがあれば直しても何ら問題ないのです。
従って、ご質問内容にある『ディボット跡』ですが、球によってできたピッチマークのことであれば直しても罰はありません。ピッチマークでも古いホールの埋め跡でもない傷などで、プレーの線にかかる等、プレーに影響するような場所にあるものは『プレーヤーの球が止まった後に作られたもの』を除いて直すことは一切認められません。この場合、直すと規則13-2の違反で2打罰が課せられることになります。『プレーヤーの球が止まった後に作られたもの』とは、プレーヤーの球がそこに止まった後に同伴競技者などによってディボット跡やスパイクマークなどを作られた場合のことをさします。例えば、プレーヤーが先にグリーンに向かってプレーし、手前のカラーに球が止まったとします。プレーヤーはそこからパターで転がそうとしていたところ、その後にプレーした同伴競技者の球がプレーヤーの球のすぐ前のカラーにピッチマークを作り、それがプレーの線にかかるような場合です。カラーのピッチマークはプレーに影響するものは直すことが認められないのが基本ですが、このようにプレーヤーの球が止まった後に作られたものに関しては直すことが認められます。ただし、自然現象によるものは対象とはなりません(例えば風や流水などでプレーの線などが変えられても直すことは認められません)。

Mr.golfbaka