Q:カラーにあるピッチマークを直すこと 2014.12.15

初めてこのサイトを知りました。とっても勉強になります。
先日のラウンドでパットグリーンのカラーにある他人が作ったと思われるボールマークがあったため修理したところ、同伴競技者からそれは違反ですと言われました。規則13-2には「プレーの線やその延長でホールを越えてその先方の、若干の合理的な長さの部分、または球をドロップしたりプレースする場所、を次の行為によって自分で改善したり、改善されるのを許してはならない。」とあり裁定集でも問題ないと書かれていますが、私のボールはすでにグリーンオンしており、ボールマークを修理しても問題ないと考えますが、いかがでしょうか?

ポジティブゴルファーさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ピッチマークはグリーン上のものであれば、球がグリーン上にあるかどうかにかかわらず、いつでも修復することが認められますが、グリーン上のものではない場合で、それがプレーに影響する場所にある場合は修復することは認められません。プレーに影響する場所とは
・球のライ
・スタンス、スイング区域
・プレーの線(とその先方の若干の合理的な長さの部分)
・ドロップしたりプレースする場所
のことになります。ポジティブゴルファーさんの修復したカラー上のピッチマークが上記に該当する場所にあった場合は、たとえ球がグリーン上にあったとしても罰が課せられることになります。ただ、球がグリーン上にある場合で上記に該当するとしたら、例えば『グリーン端に球があり、すぐ外のカラーのピッチマークがバックスイングにかかる』や『ホールを狙うのに一旦グリーンの外に出てから戻ってくるようなラインとなる時に、そのライン上でカラーにあるピッチマークがラインにかかる』など、規則13-2の違反対象となるのはかなり珍しいケースとなってきます。そのようなケースに該当しなければ、もはやプレーには関係のない場所にあるカラー上のピッチマークを直しても罰はありませんし、マナー的にはむしろ推奨されるべきものです。
他にも例を挙げれば、例えば自分の球がカラー上にあり、横1mの場所にあるカラー上のピッチマークもよほど特殊な状況でない限りプレーに影響することはないでしょうから、そのような場合は修復しても問題ない、ということになります。

Mr.golfbaka