Q:ボールマーカーとしてティーを刺して使用すること 2014.12.08

いつも質問させていただき、ありがとうございます。
グリーン上でマークしてピックアップするとき、コインマーカーやゴルフ場備え付けのプラスチックマーカーなどでマークをします。以前、同伴者との雑談で「マークするのにティーペグを刺しては、グリーン面のテストとみなされ、違反だと言われた」と聞きました。もっとものような気もしますが、この話を聞く前の私は、月例会などでもティーペグを刺していましたが、これ以来していません。ゴルフ場備え付けのプラスチックマーカーなどは、先が小さくとがっていて、芝に刺します。逆に、月例会である人は、コインマーカーがライン上で邪魔なのでプラスチックマーカーに変えるよう要求されたこともあります。細かい質問ですみませんが、規則上はどうなのでしょうか? また、プロの試合や一流アマの公式競技などはどうなのでしょうか?

ヨシオさん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、ボールマーカーとしてティーを使用することについては何ら問題ありません。裁定集ではコインや同様のものを使用することを奨めてはいますが、そうでなくても違反とはならないことを明示しています。ティーや刺すタイプのボールマーカーを使用した場合、抜いた後に芝が毛羽立ったり土が盛り上がったりする可能性がありますが、それらを直すことは認められません。マークする時に球のライを若干変えることになった場合、それが良くも悪くもプレーヤーは受け入れてプレーしなければならない、ということも裁定集に掲載されています。
参考裁定例・20-1/15.520-1/16
また、単純に球の位置をマークする目的でティーを刺すことは違反とはなりませんが、もし、グリーンの状態をテストする目的があったとみなされれば規則16-1dの違反が課されてもおかしくないかと思います。特にグリーンの固さに関する情報はティーを刺すことで分かる場合もあるかもしれないので、そのように捉われないように注意が必要です。ボールマーカーを忘れたりして仕方なくティーを使用する場合は、刺すのではなく置いて使用した方が良いかと思います。
プロの試合や一流アマの競技での状況は詳しくは分かりませんが、ホールにある程度近い位置にマークする場合、ゴルフ場備え付けのボールマーカーやそれと同等の小さなボールマーカーを使用する方は良く見るような気がします。

Mr.golfbaka