Q:セカンド地点でドロップした後に暫定球を宣言できるか 2014.11.13

初歩的な質問なのですが、暫定球を宣言するタイミングですが、ティーショットではティーアップをした後暫定球宣言をされる方はいらっしゃいますが、2打目以降は、ドロップをする前に宣言する必要があるのでしょうか? これをせずにドロップすると、その時点で先に打った球を放棄したとみなされてしまうのでしょうか?
宜しくお願いします。

おやぴんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、OBや紛失球の時など、1打罰で元の場所から打ち直すことを「ストロークと距離に基づく処置」(規則27-1a)と言います。そして定義『紛失球』の中には「次のどれかに当たる場合、球は「紛失」したものとみなされる」とあり、その中に以下の一文があります。
定義33・紛失球
c.プレーヤーが規則26-1a、規則27-1、 あるいは規則28aに基づいてストロークと距離の罰のもとに別の球をインプレーにしたとき。

ここで”インプレーにした時”とは、いつのことを指すのか、ですが、球をドロップしたりプレースした時、その球はインプレーになることを規則20-4で定めています。
ご質問のケースでは、球を紛失したかもしれないと考えた状況で(つまりストロークと距離に基づく処置をとる意図を持って)別の球をドロップしているわけなので、その瞬間に最初の球は紛失球とみなされることになります。セカンド地点などで暫定球をプレーする場合は、ドロップする前に暫定球の宣言をしなければならない、ということですね。
ちなみに、裁定集・20-17にあるように、前回プレーした場所に別の球をドロップしても、その処置が誤ったものであれば規則20-6に従い誤りを訂正することができる、といった場合もあります。

Mr.golfbaka