Q:マッチプレーでコンシードされた後のストロークは練習とみなされるか? 2014.09.20

いつも参考にさせていただいており感謝申し上げます。今回の質問は、
・マッチプレーにおけるコンシード
・ホール間の練習
に関してです。
マッチプレーにおいて、Aさんのアプローチがホールに寄ったため、BさんはAさんの次のストロークをコンシードした。Aさんはコンシードされたことを認識したうえで、ボールをピックアップすることなく、ストロークを行いカップインさせた。競技ローカルルールにおいて、ホールとホール間の練習は禁止されている。
Q1)上記の場合、コンシードされた時点で次のストロークがホールに入ったものとみなされている。よって、最後に行ったストロークは、禁止されている「練習ストローク」にあたるのではないだろうか?
Q2)そのため、規則7-2の違反となり、「次のホールは、Aさんの負け」ということになるのでしょうか?
Q3)その場合、次のホールは実際にはプレーしないことになるのでしょうか? (次のホールはBさんの勝ちでパスする?)
よろしくお願いいたします。

おせきさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフ規則裁定集によると「規則2-4の中ではコンシードされた後にプレーすることについては特に触れていないが、ホールアウトしても罰はない」としています。また規則7-2の中では以下のような一文があります。
ホールの結果は決定しているのにそのホールのプレーを続けても、そのストロークは練習ストロークではない
この一文はマッチプレーで勝敗が決定した後に引き続いて行われたそのホールのプレーに関して言及しています。これらのことを踏まえるとAさんがカップインさせるために行ったストロークは練習ストロークとはみなされず、罰を受けることはありません。ただし、裁定集によるとダブルスのマッチプレー競技などで、コンシードされた後に行ったAさんのパットがAさんのパートナーの参考になるような場合は公正の理念に従いAさんのパートナーはそのホールについて失格になる、ともしています。
上記のようにパートナーの参考になる場合を除けば、マッチプレーで勝敗がついたりコンシードされた後でも、ホールアウトまで普通にプレーすることは基本的に問題はない、と捉えて良いと思います。

Mr.golfbaka