Q:目土をした後に紛失球と分かりドロップ 2014.07.22

毎々、勉強させて頂き有難うございます。ライの改善についてご教示ください。
先日の競技会で、プレイヤーAのセカンドショットがOBとなり、元の位置からプレーをするため、元の位置のできるだけ近くにドロップしようとしたところ、キャディーが既にそのプレーヤーによって出来たディボット後に目土をしていました。キャディーは、「OBの方向に飛んで行ったが、OBではないと思った」と主張。プレイヤーBは、「ドロップする場所のライを改善してはならないというルールは事実関係である」と主張。明らかにOBと分かっていた場合の目土と、OBかどうか分からず、結果ロストボールとして処理した場合とでは、同様に打ち直しの前に目土をした事に対する処置は違うものでしょうか。
宜しくお願いします。

boncrajuさん

回答
いつもご質問ありがとうございます!
今回のご質問については、ご質問を頂いた直後にboncrajuさんから、裁定集にて類似のケース(13-2/4.5)が掲載されていたのを確認して疑問は解決したとのご連絡を頂きましたが、せっかくのご質問で、他の方々の参考にもなるかと思いますので掲載させて頂きます。
規則13-2では、球のライやスイング・スタンス区域、プレーの線の他に『ドロップしたりプレースする場所』についての改善も違反になると定めていますが、裁定例13-2/4.5では、ドロップすることになるとは思ってもいない場所のディボット跡を直しても公正の理念に従い罰は無い、としています。もし、このような場合に罰が課せられるものとすると、コース保護の観点から推奨されるべき行為である目土に罰のリスクがつきまとうことになってしまう、といったことになってしまいます。
行った行為と結果は同じでも、状況やプレーヤーの意図などにより罰の有無が変わるので、紛議になりやすいケースかもしれませんね。

Mr.golfbaka