Q：ハザード内にクラブを置くこと 2014.05.08
バンカーやウォーターハザード内（赤杭）に数本クラブを持っていき、使わないクラブをハザード内に置く。この行為は違反になるのか、ならないのか。また、そのハザード内からショットをする前にハザード内に置いたクラブを拾い上げ、クラブを交換しショットをする事は、違反になるのか教えて下さい。
回答
ご質問ありがとうございます！
規則13-4・球がハザード内にある場合の禁止行為では例外としてクラブをハザード内に置くことを認めています。この規則の目的は、（ゴルフ規則裁定集を参考にすると）ご質問の場合のように、クラブを数本持ってハザード内に入り、使用しない方のクラブを置いたり、また、ショットの後の砂を均すためにバンカーレーキを持って入りバンカー内に置くことを認めるための規則と捉えることができます。一度手にしたクラブを交換する、という行為も通常のプレーの中であり得ることであり、規則13-4の例外の範囲内の行動と捉えて良いと思います。従ってご質問のケースは違反にはならない、ということで良いはずです。
規則13-4の例外では他にも地面にクラブが触れても罰にはならないものがあります。転んでしまったり転びそうになった時にクラブを地面に付けてしまった場合、また、規則に従った処置をする時に距離を測る場合（例えばプレーの妨げになる球をマークして拾い上げ、そのマークをずらすために距離を測るためにクラブを使用する場合など）です。
注意しなくてはならないのは、例外に当てはまらない状況でハザード内の地面にクラブが触れることは認めていない、という点です。例えば、2本のクラブを持ってハザード内に入り、どちらのクラブを使用するか悩んでいる時に、うっかりクラブをハザード内の地面に付けたら、たとえそれが使用しないでこれから置くつもりのクラブであったとしても違反となる、ということになります。