Q:バンカーのエッジにくい込んだ球の救済 2014.01.12

バンカー内でショットしたら、オーバーハングしているエッジの内側に打ち込んで止まってしまいました。同伴者が、この場合はボールが止まった地表面にボールが置ける状態であれば無罰でボールを、ボール位置の地表面に置いて打たなければいけないとルールで決められていると説明がありました。プロの競技でもそのような処置がされたと聞きましたが、これは正しい処置でしょうか? そうであればルールブックのどこに書かれているのか教えてください。

津田博徳さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースでは、その『エッジ』の部分がどのように取り扱われているによって救済が受けられるかどうかが変わってくると思います。
まず、ご質問のケースでは球がエッジにくい込んだ状態ということだと思いますが、くい込んだ球というのはその球が地面に入った場所(ご質問の場合はエッジ)にあるものとして扱うようになっています。つまり、エッジがバンカーの一部ならバンカー内の球ということになり、この場合罰無しでの救済は受けられません。アンプレヤブルの処置をすることになりますが、前回プレーした場所からプレーするか、またはバンカー内で球の後方、あるいは2クラブ以内でホールに近付かない場所にドロップすることになります。
エッジがスルーザグリーンの「フェアウエイかそれより芝を短く刈ってある区域」に該当するのであれば規則25-2・地面にくい込んでいる球に該当し罰無しで救済を受けることができます。この場合はホールに近付かずに球のある場所にできるだけ近い場所にドロップしなければならないので地表面になってくるかと思われます。
また、スルーザグリーンではあるが「フェアウエイかそれより芝を短く刈ってある区域」に該当しない場合は罰無しでの救済は受けられませんが、アンプレヤブルの処置でバンカーの外(例えば後方)にドロップすることもできます。
参考裁定例・ゴルフ規則裁定集13/4

Mr.golfbaka