Q:ラウンド中に練習用素振り棒で素振り 2014.01.07

JJGAというジュニアの団体での競技の際に違反いたしました。
ハーフ終了後軽食を取り残りハーフ(10番)のティーで前の組が2組待っていたので20Mぐらい離れた場所で練習用素振りの棒を5〜6回素振りいたしました。競技終了後、前のパーティーより違反ではないかとの疑義が協議員になされ、当方も事実を認めたところ失格となりました。帰宅後ルールブックを確認しましたが、どの項目に該当するのかいまいちはっきりいたしません。教えていただければ幸甚です。

粟山尚さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースは規則14-3・人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用の違反にあたります。練習用素振りの棒は、人工の機器あるいは異常な用具として扱われます。そして、正規のラウンド中に規則14-3の違反があった場合は競技失格となります。
規則14-3は正規のラウンド中においてのみ適用されますので、もし競技当日のハーフターンの時に競技委員の指示で中断が認められていて、その時間の間に練習器具を使用した場合は罰はありません。競技当日は軽食を取ったとのことですのでプレーの中断が認められていた可能性もありますが、競技失格の罰が課されたということは素振りをした時は正規のラウンド中であったとみなされたのでしょう。
ちなみに練習用の棒やクラブですが、その形状が付属規則2において『クラブ』として認められる仕様の場合(例えば練習用に作った重いクラブなど)は正規のラウンド中に使用しても罰はありません。ただし、この場合はそのクラブが14本の中の1本である必要があります。それ以外の練習用に作られた器具等はラウンド中に使用すると違反となり、その罰は全て競技失格です。アライメントを確認するための棒も認められません。
このような練習器具や棒などはラウンドが始まったらとにかく使用しない、あるいは競技当日はバッグの中から出しておくようにしておいた方がいいかもしれませんね。今回は良い勉強になったと捉えて今後も頑張って下さい。

Mr.golfbaka