トップページ > ゴルフのルール > 「へぇ〜」なゴルフルール > ティーアップされた球に関する「へぇ〜」なルール

ティーアップされた球に関する「へぇ〜」なルール

ティーショットを打つ前のティーアップされた球。これをたまたまクラブなどで触って動かしてしまった(打つ意志がなく)場合、どうなるでしょうか?
ちょっとルールを知っている人ならばお分かりかと思いますが、ティーショットを打つ前のティーアップされた球はまだインプレーとなっていないので触って動かしてしまっても無罰です。たとえば打つ前に素振りをしていて触って動かしてしまっても罰はありません。ただし、それが明らかに素振りだと分からないような場合、疑わしきはプレーヤーの不利なように捉えるのが原則のため、間違って触らないように努めるべきです。

それではここで問題です。
あるプレーヤーが、ティーショットで空振りをしてしまいました。球は風圧で動くこともなく、ティーに乗ったままです。プレーヤーは2打目を打とうと素振りをしていたら、たまたまクラブで球に触れてしまい、球をティーから落としてしまいました。さあ、このような場合、罰は付くのでしょうか、それとも付かないのでしょうか?
答えは、1打罰でリプレースとなります。ゴルフルールではインプレーの止まっている球をプレーヤーやそのキャディが動かした場合、1打罰でリプレースしなければいけないというルールがあります(規則18-2)。インプレーには、1打目をストロークした瞬間になります。空振りでも同じです。つまり、1打目のティーショットを打つ前の球は、インプレーの球ではないので、打つ意志がなく動かしてしまっても大丈夫なのですが、空振りでも1打目のストロークを終えた瞬間にその球はインプレーとなり、その球を動かしてしまった場合は、1打罰でリプレースしなければならないのです。つまり、厳密に規則に従うと落ちる前と同じようにティーアップしなければいけない、ということになります。リプレースしなければならないところ、リプレースせずにそのままプレーしてしまった場合は2打罰(合計で2打罰)が付加されます。
しかし、本ケースの場合、動かしてしまった球がティーグラウンド外に出ていない場合で、そのままプレーした場合はティーグラウンド上からプレーされた球を再度ティーグラウンドからプレーしたことになるので、「ストロークと距離に基づく処置」(規則27-1)という規則が優先され1打罰で済みます。以下に幾つか例を挙げてみます

【ティーグラウンド上で1打目をプレーする場合】
・1打目を空振り(球はティーに乗ったまま)→素振りで球をティーから落とす→リプレースして(ティーに乗せ直して)プレー→次打が3打目(1打罰)
・1打目を空振り(球はティーに乗ったまま)→素振りで球をティーから落とす(球はティーグラウンド内にある)→リプレースせずにそのままプレー→次打が3打目(1打罰・規則27-1が優先される)
・1打目を空振り(球はティーに乗ったまま)→素振りで球をティーから落とす(球はティーグラウンド外に出た)→リプレースせずにそのままプレー→次打が4打目(2打罰・規則18-2・リプレースしなかったことによる2打罰)

【ティーグラウンド以外からプレーする場合】
・空振り→素振りで球を動かす→リプレースしてプレー→1打罰
・空振り→素振りで球を動かす→リプレースせずにそのままプレー→2打罰