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厳しくなった規則も

どちらかと言えばプレーヤーにとって易しくなった印象を受ける2019年の規則改正ですが、幾つかはプレーヤーにとって厳しくなったものもあります。

方向を確認するために物を置いてスタンスを取る(2罰打)

キャディを後方に立たせてスタンスを取る(2罰打)

ボールマーカーを取り除かずにプレーする(1罰打)

球探しに許される時間が3分間に短縮

レッドペナルティエリアのラテラル救済に「対岸」がなくなった

プレーの線を跨いでプレーすることがグリーン外にも適用?

クラブを置いてスタンスイメージ

方向を確認するためにクラブを置いてスタンスを取る、キャディが後方にいる時にスタンスを取る、これらは違反となり一般の罰を受けます。規則書では、どちらの場合も一旦そのようにしてスタンスをとったら、その後でスタンスを解いても罰は免れないと記述されていますが、2/6にR&Aによって、キャディが後方に立っていてスタンスをとった場合、ストローク前にスタンスを解けば罰は免れる、といった内容が発表されています。ボールマーカーを取り除かずにプレーした場合は1罰打ですが、ボールマーカーを取り除いていなくもリプレースされた球はインプレーになる点については変わりありません。球探しの時間は3分間に短縮、より速やかなプレーのペースが期待されます。「厳しくなった」という程でもないのが、レッドペナルティエリアの対岸の処置が原則として無くなったことと、プレーの線や後方延長線上を踏んだり跨いだりしてプレーすることを禁止する規則がグリーン上に限らなくなったことです。2018年の規則16-1eではパットの線やその後方延長線上を跨いだり踏んだりしてストロークすることを禁止していましたが、2019年の規則10.1cではプレーの線やその後方延長線上を跨いだり踏んだりしてストロークすることを禁止しており、特にグリーン上に限ってはいません。この規則の文言からすると、例えば木の間にあるような球を、股の下を抜くような打ち方で打つと違反になる(一般の罰)ということになります。

撮影:長野カントリークラブ PGA東直樹プロ


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