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規則3・ストロークプレー

規則3-3・処置についての疑問(2つの球をプレーすること)

a.競技者のための処置
ストロークプレーで処置に自信が持てない場合は2つ目の球をプレーしていくことができます。この第2の球をプレーすることにした場合、最初の球を打つ前にマーカーか同伴競技者に以下のことを宣言する必要があります。
1.第2の球をプレーしたい意図を告げること
2.どちらの球のスコアをカウントしたいかを告げること

最初の球をプレーした後はこの規則を運用することは認められません。最初の球をプレーした後に規則3-3を運用するつもりで他の球をプレーした場合、その球は規則3-3でいうところの2つめの球としては認められませんが、その球をプレーしたことについての違反はありません。また、この規則を運用した場合、プレーヤーは必ずスコア提出前に委員会に事実を報告しなければならず、そうしなかった場合は競技失格となります。

b.ホールのスコアについての委員会の決定
2つの球をプレーした場合、プレーヤーがどちらの球でのスコアを採用したいかを前もって告げていたか、またそれらの球が規則に則ってプレーされているか、といったことを参照して委員会はそのホールのスコアを決めることになります。

【2つの球をプレーした際のスコア採用の基準】
<前もって正しくスコア採用したい方の球について告げていた場合>
・その球が規則に則っていた ⇒ その球でのスコアを採用
・その球が規則に反していてもう一方の球は規則に則っていた ⇒ もう一方の球でのスコアを採用
・両球とも規則違反だった ⇒ 元々プレーしていた球(あるいは最初にインプレーにした球)でのスコアを採用
<前もって2つの球でプレーすることやスコア採用したい球について告げていなかった場合>
・元々プレーしていた球(あるいは最初にインプレーにした球)が規則に則っていた ⇒ その球でのスコアを採用
・元々プレーしていた球(あるいは最初にインプレーにした球)が規則に反していてもう一方の球は規則に則っていた ⇒ 規則に則っている球でのスコアを採用
・両球とも規則違反だった ⇒ 元々プレーしていた球(あるいは最初にインプレーにした球)でのスコアを採用
※ただし規則違反が、誤所からのプレーの重大な違反のものと重大ではない違反の両方がある場合、重大ではない方の球でのスコアを優先します。両球とも重大な違反の場合、競技失格となります。

【第2の球の運用例】
プレーヤーAは球がフェアウエイの芝の切りこみの間に挟まってしまいました。切り込みはその周辺一体の芝の貼り替えのためについたもので、通常なら修理地として区別されているべき状態でした。このような場合、プレーヤーAは球をあるがままの状態で打つ他、もし修理地として判定された場合のために修理地(異常なグラウンド状態)からの救済を受けた第2の球をプレーすることが可能です。
 この場合、そこからプレーしたり救済を受けたりする行動をとる前に、プレーヤーは2つの球でプレーすることと、救済を受けた球でのスコアを採用したい、ということをマーカーか同伴競技者に告げてから処置へ進みます。最初の球をそのままプレーした後に救済を受けた球をプレーする、あるいは先に救済を受けた球をプレーしてから最初の球をプレーしても構いません。2つの球を両方ともホールアウトし、問題の場所が修理地と認められれば救済を受けた球でのスコアが採用されます。認められなければ最初の球でのスコアが採用されます。救済を受けた球でのスコアが7、最初の球でのスコアが6であった場合、プレーヤーとしては最初の球でのスコアの方が嬉しいところですが、救済が認められれば救済を受けた方の球でのスコア「7」を採用しなければなりません。

【どちらのスコアをカウントしたいか告げることの重要性】
上の例の場合でプレーヤーAが切り込みに挟まった球を打ってしまった後にこの処置をとりたいと言っても出来ません(規則3-3を運用するにはプレーする前に告げなければならない)。また、どちらの球のスコアを採用したいかを告げなかった場合は、最初の球が規則に違反していなければ、その球のスコアが採用されることになります(プレーヤーAの場合、切り込みの中から打った球でのスコアが採用されることになる)。最初の球が規則に違反していて第2の球が規則に則っていれば第2の球のスコアが採用、どちらも規則に違反している場合は、最初の球が重大な違反により競技失格の罰とならなければ最初の球のスコアを採用します。2つの球の2つとも何らかの救済を受けて球が取り替えられている場合(最初の球が無い場合)は、先に打った球がスコア採用の順位で優先(最初の球と同じ扱い)となります。