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規則2・マッチプレー

規則2-5・処置についての疑問;紛議とクレーム

マッチプレーでは処置について疑問や紛議が生じた場合、プレーヤーはクレームを出すことが出来ます。クレームは以下のような状況で認められる場合と認められない場合があります。

■マッチの当事者のうちの1人が次のティーグラウンドからプレーする前(最終ホールではグリーンを離れる前)に出された場合。
⇒クレームは認められる

■マッチの当事者のうちの1人が次のティーグラウンドからプレーした後(最終ホールではグリーンを離れた後)で、マッチの結果が公表される前に出された場合。
⇒相手に誤報を与えられていた場合は認められる。
⇒それ以外の場合は認められない。

■マッチの結果が公表された後に出された場合
⇒相手に故意に誤報を与えられていた場合は認められる
⇒それ以外の場合は認められない(誤報が過失だった場合も認められない)


例えばマッチプレーでは誤球を打つとそのホールの負けとなりますが、以下のようなケースで勝敗やクレームの可否は異なってきます。

【ケース1】
プレーヤーAは誤球を打ってしまいました。相手のBに誤球を打ったから2打罰で打ち直すことを告げ(本来は誤球のプレーをした時点でプレーヤーAの負け)、ホールアウトしたところ、Aの方が少ない打数でホールアウトし、そのホールはAの勝ちとしました。この場合…
次のホールをプレーする前にBがクレームを出さなければそのホールはAの勝ちとなります。クレームを出せばそのホールはBの勝ちとなります。

【ケース2】
プレーヤーAは誤球を打ってしまいました。相手のBには何も告げず、またBはその事を見ていない(知らない)状況のまま、2打罰で打ち直してプレーを続けてホールアウトしたところ、Aの方が少ない打数でホールアウトしました。この場合…
Aが規則に反していることに気付いていなかった場合(正しい処置だと思っていた場合)で、マッチの結果が公表される前にBがクレームを出していれば問題のホールはBの勝ち、マッチの結果が公表された後であればクレームは認められず問題のホールはAの勝ちのままとなります。
Aが誤球のプレーはそのホールの負けである事を知っていたにもかかわらず誤報を与えていた場合はマッチの結果の公表後でもBのクレームは認めらます。

このようにマッチプレーのクレームに誤報が関わる場合は、その誤報が故意か過失かによってクレームの有効時限は異なってきます。

【マッチプレーでは相手の規則違反を見逃すことができる】
相手が規則違反をしているのを見て見ぬふりをしてもマッチプレーでは特に問題ありません。ただし、相手と合意の上で規則の運用を排除(規則1-3)するようなことは認められず、その違反があった場合、両サイドとも競技失格となります。例えば、「OB区域に球が行ったら、その近辺から1打罰でやろう!」という提案を片方がして、相手も合意したら双方ともに競技失格となります。