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規則15

15.1はルースインペディメントに関する規則です。ルースインペディメントとは、自然物で、地面などから切り離れたもの、それから昆虫も含みます。例えば、木の枝、石、落ち葉、ミミズ、などです。大きさは関係ないので倒木も根株から切り離れていればルースインペディメントになります。砂やバラバラの土、露や霜、はルースインペディメントではありません。雪と自然の氷はプレーヤーの選択でルースインペディメントか地面にあるものは一時的な水のどちらかとして扱うことができます。また、球に付着したものもルースインペディメントとはなりません。
ルースインペディメントは球がどこにある場合でも基本的には取り除くことが可能ですが、ジェネラルエリア、バンカー、ペナルティエリアに球がある時に、ルースインペディメントを取り除くことによって球が動いた場合は1罰打を受けることになるので、無制限に取り除けるというわけではありません。また、球が動いている時に球の動きに影響を及ぼす可能性があるものも取り除くことができません。


15.2は動かせる障害物についてです。動かせる障害物とは、人工物(境界物や不可分ではない)で簡単に動かせるものを指します。例えば、バンカーレーキ、ペナルティエリアの杭、プレーヤーの用具もです。動かせる障害物は球がどこにある場合でも取り除くことができ、またその際に球が動いても罰はなくリプレースすれば良いので、どのような場面であれ、気兼ねなく取り除くことができます(ただし動いている球の動きに影響を及ぼす可能性がある時はダメです)。動かせる障害物の上や中に球が止まった場合、その障害物を取り除き、球があった地点の真下を基点としてそこから1クラブレングスでホールに近づかない同じエリアにドロップします(グリーン上の場合は基点にプレース)。


15.3は、プレーの援助や妨げとなる球やボールマーカーについての規則です。

<プレーの援助となる球(グリーン上のみ)>
自分の球が他のプレーヤーの援助となると考えられる場合、その球を拾い上げることができます。他のプレーヤーの球が援助となると考えられる場合は、他のプレーヤーに拾い上げてもらうことができます。拾い上げを要求された場合、ストロークプレーなら先にプレーすることもできます。

<プレーの妨げとなる球>
自分の球が他のプレーヤーの妨げになると考えただけでは拾い上げることできず(グリーン上除く)、要求された場合のみ拾い上げることができます。またはストロークプレーなら先にプレーすることもできます。

ボールマーカーについても考え方は同様ですが、援助や妨げになる場合、そのボールマーカーをずらすことで対応します。援助になる球やボールマーカーをそのままにしておくよう要求することはできません(要求するだけでは違反ではない)。また、妨げになる球の拾い上げを要求されたプレーヤーはそれに応えなければなりません。例えば、プレーヤーAが援助となる自分の球を拾う意志を示したにもかかわらず、プレーヤーBがその意志を無視して拾い上げる前にプレーした場合、Bは一般の罰を受けることになります。

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