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Q&A救済エリア内にあるかどうか

いつも参考にしています。

救済エリアの境界縁付近にある球が、救済エリア内にあるかどうかの判定基準に関する質問です。カート道(コースと並行)からの救済時に基点(ニアレスポイント)P点からホールに近づかない1クラブレングスの地点をA点とし、P点から道に沿った後方の1クラブレングスの地点をB点として各P、A、B点にティーペッグを刺した後、ドロップし、球が境界縁(A点とB点と結ぶ1/4円周上の縁)付近に止まりました。ドライバーのグリップエンドをP点に置きトーの位置と球の地面との接地点を見比べますと、球の接地点は救済エリアの境界縁を超えていましたが、球の一部は救済エリア内の上方にありました。この場合、球が救済エリア内、救済エリア外のどちらになるのでしょうか。
4つの特定エリア(バンカーなど)については、各々のエリア毎に球がエリア内にある場合については、規則でその判定基準が定められていますが、救済エリアについては、規則集を見ても定義を見ても救済エリア内に球がある場合の判定基準の記載がありません(見落としているかも分かりませんが)。 救済エリアでの球の位置に関することが書かれている唯一の内容が、球が基点(規則8.1d(1)、14.2d(2)では「元の箇所」という表現、以下同じ)よりホールに近づいてはならない制限があることだけのように思います。
この制限内容を基に、(1)救済エリアの基点に球が転がった場合の接地点を考えた時、球の接地点が基点を越えホール側に球が出た(球の一部が救済エリアの基点の上方にあっても)なら、基点に球があるとはならず、ホールに近づいていると考えることができます。従ってP点とA点を結ぶ救済エリアの境界縁とA点は当然、ホールに近づいてはならない制限ラインと制限を受ける基点と同じ点になり、球の一部が救済エリアに触れている必要(上方は含まない)があることになります。
他の境界縁(P―B―A点を結んだ直線と1/4円周上)も同様とするなら、救済エリア内に球がある場合とは、球の一部が救済エリアの境界縁の内側の地面に触れていること(上方は含まない)がその判定規準になるのではと思います。
なお、(2)ティーイングエリアの場合を考えますと、いわゆる出べそ(前面に球が出ている)はその球の位置からホールに近づいていると考えるなら、逆に出べそにならない範囲までは、ホールに近づかないという制限の考え方に合致しているようにも思えますが、基点での球の位置を考えたなら少し違うように思いました。(参考:ティーイングエリアに球があるときとは、球の一部がティーイングエリアに触れている、または上にあるとき)
長くなり、細かい話で恐れ入りますが、ドロップするか否かの判定規準になりますので宜しくお願いします。
ゴルフ好きの幸さん
ご質問ありがとうございます!
確かに細かい話ですね!
オフィシャルガイドの「救済エリア1/球が救済エリアにあるかどうかの決定」から読み取れるのは、救済エリアに球の一部でもせり出している場合、つまり真上から見たときに球が救済エリアにかかる場合、その球は救済エリア内ということと、基点がある救済に関しては基点よりホールに近づいている場合は救済エリア外になる、ということです。
これは私の見解ですが・・・点や線を考えるとき、本来それらに幅は無いのですが、ゴルフ規則で言うところの救済の基点は球でイメージするべきと思っています。というのは、
・ニアレストポイント=そこに球があれば障害がなくなる場所(でホールに近づかず最も元の箇所に近い場所)
・アンプレのラテラル救済に基点=球の箇所
・ペナルティエリアのラテラル救済の基点=球が最後に縁を横切った場所
・ストロークと距離の救済の基点=元の球の箇所(規則書上は直線のストロークを行った場所となっていますが)
といったように球がそこにあることをイメージできる箇所なので、その箇所より少しでもホールに近づいていればその球は救済エリア外ということになります。

というわけで、考え方としていくつかあるのですが、ご質問内容で、ニアレストポイントである仮想の球の位置の球の真ん中からP-A線を考えた場合、その線の中に球の一部があってもニアレストポイントよりホールに近づいている(救済エリア外)場合があることになります。仮想の球の位置の最もホールから遠い場所からP-A線を考えた場合、球の一部がその線の中にあればその球は必ず救済エリア内ということになります。

と細かく考えられるのですが、単純に基点を球の大きさで考えて、その点よりホールに近ければ救済エリア外と考えるのが良いと思います。

イラストにしてみました。
2024.04.30回答 Mr.golfbaka
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