rockpine

Q&Aバンカーで他のプレーヤーが打つ前に均すこと

いつも参考にしています。
次の状況で疑問を持ちましたのでお願いします。
プレーヤーのA、Bはそれぞれセカンドショットを打ったがグリーン横の同じバンカーに入った。バンカーは背丈ほどの深さで、アゴの近くの割と平らな同じような場所にあった。Aの球がホールに近く、そのそばのワングリップ弱の後ろにBの球があった。BはAの球が障害にならないと思いそのままバンカーショットを打ちうまく脱出できた。
疑問1・・Bは、このようにAの球がすぐ近くにあっても、規則12.2b(3)により先に砂を均すことは認められるのか、このことによりAの球の後ろが均され打ち易くなっても改善に当たらないのか、また、Aが脱出に失敗したときに球が戻ってくる可能性がある場合は、砂を均すことが改善に当たらないのか。
疑問2・・Bが均さず、Aが、規則8.1dに基づきストロークに影響を及ぼす状態が悪化(Bのショットにより砂がえぐれて砂がAの球にかかった)したとしてAの球の後ろの砂の状態を元の状態にすべく均すことができるなら、疑問1で、Bが均すことが可能であれば、このようなケースでは、AまたはBどちらも砂を均すことが可能と解釈できますが如何でしょうか
実際には、Aが規則8.1dに基づき砂を均しバンカーショットをしました。宜しくお願いします。
ゴルフ好きの幸さん
ご質問ありがとうございます!
このようなケースでは、ほとんどの場合、規則8.1dの悪化された状態を復元することで済むと思いますが、ご質問内容にあるように先にプレーしたプレーヤーが後のプレーヤーのプレーに影響するものを直した場合にどうなるか、ということですね。
まず、8.1dについて。規則書ではプレーヤーが復元することを認めていますが(つまり他の人が復元して良いとは書いていない)、「他のプレーヤーの状態を改善や悪化することに関する規則」8.3の中で8.1bcdによって認められている場合を除くといった記述がありますので、プレーヤーBがプレーした後にプレーヤーAのプレーに影響する状態を元の状態に戻すように均すのは問題ない、ということになります。ただし、プレーヤーBがプレーヤーAのストロークに影響を及ぼす状態(球のライ、スイング・スタンス区域など)や以降のプレーで球が止まる可能性のある場所の状態を故意に改善すると規則8.3の違反になります。例えばプレーヤーAの球の後ろの砂が盛り上がっていたり、プレーヤーAがミスした場合に球が行くかもしれない場所にある足跡(球が止まる前からあった)を「プレーヤーAの手助けになるからついでに均してあげよう」と均すと8.3の違反になります。プレーヤーBにこのような意図がなく、単純にコース保護のつもりで均した結果、プレーヤーAの状態を改善しても罰はありません。
規則ではこのように定めていますが、正直なところ外見上は分からない問題であったりもします。そこはプレーヤーの正直さに委ねられている、という部分ですね。
2023.12.16回答 Mr.golfbaka
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