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Q&A誤所からのプレーの重大な違反について

誤所から規則14.7について
『重大な違反がない。プレーヤーは、誤りを訂正しないで誤所からプレーした球でそのホールのプレーを終わらせなければならない。』
この重大な違反がない場合というのは具体的にどのような状況を指すのでしょうか?

仮に競技で本来打つべきティグランドよりも後ろのティで打った場合で、プレーヤーにとって、著しい利益を得ていないという判断を倶楽部の競技委員会がすれば、正球ではなく、誤所の球でプレーし、失格ではなく、2罰打で済むという解釈もありうるのでしょうか?
井上淳也さん
ご質問ありがとうございます!
誤所からのプレーの違反が「重大な違反」となるかどうかは、プレーヤーが著しい利益を得たと最終的に委員会が判断するかどうか、によります。これには様々な状況を考慮しなければならないので基準はありませんが、以下のような場合は重大な違反としても妥当と言えるでしょう。

・本来打つべき場所より100ヤードもホールに近い場所からプレー
・救済エリアは深いラフだったが、救済エリア外のフェアウエイにドロップしてプレー
・本当は1mのパットだったが70cmの場所からプレー

逆に重大な違反とはならない例としては以下のようなものが挙げられます。
・カート道からの救済でニアレストポイントから2クラブ近く離れた場所(1クラブの救済エリアと状況はほとんど変わらない)にドロップしてプレー
・グリーン上で他のプレーヤーのためにマーカーを横にずらしたのを戻し忘れてプレー

本来打つべきティーイングエリアよりも後ろのティで打った場合ですが、ホールの1打目をティーイングエリア外(異なるティーイングエリア含む)からプレーした場合は『誤所からのプレー』(規則14.7)ではなく、規則6.1bにより罰や処置が決定されることになります。規則6.1bでは、マッチプレーなら相手がやり直しを求めなければ罰なしでそのまま、ストロークプレーでは2罰打で正しいティーイングエリア内から打ち直し(扱いとしては誤所からのプレーの重大な違反と同じ)、となります。
2023.11.25回答 Mr.golfbaka
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