Ｑ＆ＡNEC軽井沢での球の取り替え

先日のNEC軽井沢のJLPGAツアーの件でお伺いします。
優勝した菅沼選手の11番ミドルでのティーショットがカート道で大きく弾んでフェアウェイをキープしました。その後2打目をショットしようとしたのですが傷があって、大会運営を呼んで確認後にボールを交換して2オン2パットでパーでそのホールを終了していました。
「規則4.2ｃ（2）別の球に取り替えることができる場合」では、カート道や樹木によって出来た傷は、そのホール終了まで使用しないと1打罰が適用される。となっています。
改定前のルールで、同じく女子プロの選手が2打罰していたのを見たことがあります。
今回はどうして無罰だったのでしょうか。ご教授ください。

も太郎さん

ご質問ありがとうございます！
規則4.2cでは、球が『切れている』または『ひびが入っている』場合に球の取り替えを認めていて、擦れただけのような状態では取り替えは認めていません。これは、あくまでも球の状態に関することであり、カート道や樹木に当たったかどうかで判断するものではありません。とはいえ、カート道や樹木に当たっても大抵の場合、擦れたようになるだけのことが多いので、取り替えが認められない状況の方が多いとは思いますが、切れることも頻繁ではないにしてもあると思います。私自身も球の表面がほんの1mmとか切れている状態になったのを何度か見たことがありますし、今回の菅沼選手の件もそういうことだったのではないでしょうか。

2023.08.22回答　Mr.golfbaka