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Q&A救済エリアで基点より球の一部がホールに近づく場合

R&Aの定義 救済エリアの 救済エリア/1 の記述に
「しかし、基点がある規則に基づいて救済を受ける場合(例えば、動かせない障害物からの救済を受ける場合)、球の一部でも基点よりホールに近づいている場合、その球は救済エリアの中にはない。」
という記述があります。
#球の一部#とは接触している部分だけでなく、基点の同一距離の線状からホール方向に球ががせり出しているという解釈でよろしいのでしょうか?。
この定義の冒頭には
「一般的に、球の一部でも1または2クラブレングス以内にあれば、その球は救済エリアに止まったことになる。」は境界の部分に球の一部分でもせり出してればよいという解釈しておりますが。基点がある場合だけ一部でもホール側にせり出してはいけないという、厳しく規則を決めている理由はあるのでしょうか。
お教えください、よろしくお願いいたします。
naga3さん
ご質問ありがとうございます!
おっしゃりたい事は分かりますが、私も明確なことが分かっていません。以下は私の個人的な見解を多く含んでいますが、実質的にはこれで問題ないと思っていますので参考程度にとらえて頂ければと思います。

まず、オフィシャルガイドの内容からすると、球のせり出している部分も救済エリア内にあるかどうかを決める際に考慮されるので、イメージとしては救済エリアの縁は、ペナルティエリアやOBの境界と同じように垂直に上方に及ぶ、と考えて良いことになります。
次に話は少々それますが、ゴルフ規則で点や線と言うと、幅や大きさのないものがイメージされると思います。例えばOBの境界線。OB杭のインバウンズ側の地表レベルで結んだ線が境界線となりますが、その線には幅という概念がありません。そうなると「点」も大きさがないということになりそうで、ニアレストポイントを決めてそこから1クラブの救済エリアにドロップしたとき、基点より球の一部が少しでもホールに近い場所に止まったら救済エリア外の球として扱うので、ニアレストポイントの真横に球が止まったら救済エリアの外の球になる、ということになります。しかし、これには違和感を感じます。
そこで「基点」について。「点」という言葉を使っていますが、そもそもニアレストポイントの場合、そこに球があった場合に障害がなくなる元の場所に最も近い仮想の球の場所であったり、アンプレのラテラル救済については「球の箇所」が基点となっています。となると、これらの基点については球と同等の大きさと考えるべきなのかと思うのです。
そのように考えて、規則16に掲載されている救済エリアのイラストを見てください。基点を表す黒丸は球と同等くらいに描かれており、例えばドロップした球が、この黒丸の真横に止まった場合、球の一部は救済エリアにあるし、球の一部が基点より前に出ていることにはならない、と考えることができると思います。

細かいことを言えば、基点の一番遠い部分よりは、球の一部の方がホールに近いじゃないか、と言うこともできますが、そういうことではないと思うのです。
2023.06.21回答 Mr.golfbaka
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