rockpine

Q&A最後に横切った場所、池を通過した地点

長野国際妙高コースの3番ミドルホールのティショットが左に引っかけて池の左側の斜面に落ちましたが傾斜で転がって池の左側に落ちてしまいました。 同伴者から池を通過した地点だから池の右側にニアレストポイントを取って赤杭だから2クラブでドロップだと言われました。 しかし最後に横切ったのは池の左側なので転がって入った地点ではないかと思うのですがどちらが正しいのでしょうか?
みらちょんさん
ご質問ありがとうございます!
まず、ペナルティエリアですが、コース側(または委員会)が杭や線で定めているのなら、水があるかないかは関係ありません。赤線で定めているのならその赤線の最も外側、赤杭で定めているのなら、その杭の地面の高さの最も外側を繋げた線、が境界線(規則書では「縁」)となります。この境界線は垂直に上方にも下方にも及びます。レッドペナルティエリアの救済の場合、ストロークと距離の救済(前回プレーした場所からプレーする処置)、後方線上の救済、ラテラル救済(2クラブレングスの救済)、の3択ありますが、後方線を決めるためのポイントやラテラル救済を受ける際の基点は『最後にペナルティエリアの境界を横切った場所』となります。

ご質問の状況を察するに・・・
ティーショットが引っかかり、ホールの左側にある池の方向に飛んで行った。ペナルティエリアの右側(この時境界を横切った場所をX点とする)から池を越えて池の左側の地面に落下、その後球が転がり戻り池に落ちた、といったところでしょうか。この場合、球が地面に落ちた場所がペナルティエリアの境界を越えた場所であり、転がり戻って来た時にペナルティエリアの境界を横切って(Y点とする)池に入ったのであれば、最後に横切ったのはY点なので、後方線上の救済やラテラル救済を受けるときはペナルティエリアの左側になります。地面に落ちた場所もペナルティエリア内であれば、きっと最後に横切った場所はX点ということになるでしょう。その場合はそのX点、つまりペナルティエリアの右側で救済を受けることになります。

ちなみに、話は逸れますが、ニアレストポイントは異常なコース状態からの罰なし救済の基点となります。各種救済の基点は以下のようになります。

【救済の基点】
〇異常なコース状態からの救済:ニアレストポイント
〇地面にくい込んだ球の救済:球の直後
〇ストロークと距離の救済:前回プレーした場所(ティーイングエリアを除く)
〇ペナルティエリアの後方線上の救済:ホールと最後に横切った場所を結んだ後方線上で任意に決めた場所
〇ペナルティエリアのラテラル救済:最後に横切った場所
〇アンプレヤブルの後方線上の救済:ホールと球を結んだ後方線上で任意に決めた場所
〇アンプレヤブルのラテラル救済:球の場所
〇動かせる障害物の上や中に止まった:球の真下の場所
2022.04.17回答 Mr.golfbaka
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