rockpine

Q&A短いクラブで測定した範囲から出たので拾い上げて再ドロップ

いつも勉強させていただいてます。
カート道路などの救済でドライバー以外の短いクラブで処置した場合、ドライバーならドロップエリアですが処置したクラブではエリア外になったので再ドロップするのはインプレーの球をピックしたことでペナルティが課せられますか? また再ドロップしてその球を打った場合は誤所からのプレーでペナルティを課せられますか?
よろしくおねがいします。
楽生さん
ご質問ありがとうございます!
まず、救済エリアについて、1クラブレングスや2クラブレングスといった長さは、「パター以外の一番長いクラブで測った場合の範囲」となりますが、これは実際に『測る』という行動をすることによって決まるわけではありません。例えば一番長いクラブが45インチのドライバーだったとします。そしてジェネラルエリアのカート道からの救済を受けるために次のプレー方向や持つクラブなどを考慮してニアレストポイントが決まったとします。そしたら、そこからホールに近づかない半径45インチの範囲(ジェネラルエリアで障害が無い場所)が救済エリアとなります。レッドペナルティエリアのラテラル救済を受けようと思った場合は、最後に境界を横切った場所からホールに近づかない半径90インチの範囲でそのペナルティエリアの外の場所、と自ずと決まります。何かで計測するような行動をしなくても決まる、というわけです。
ご質問のケースのように持っている一番長いクラブがドライバーで、救済を受けるときに短いクラブで計測する場合、その短いクラブの役割は「正しい救済エリアの内側を示す目安」ということになります。ですから、その短いクラブの範囲を少し出て微妙な場合はドライバーを持ってきて測った方が良い、ということになります。短いクラブの範囲を出ても実際の救済エリア内に止まっていれば、その救済は正しく完了したことになります。その瞬間に救済エリアなどは消え去り、単純に球は自然に止まって正しくインプレーの状態になっている、といったイメージを持つと良いと思います。つまり、その球を拾い上げたら1罰打でリプレースしなければならないのですが(規則9.4)、リプレースしなかったので誤所からのプレーの2罰打、そして規則9.4の流れで誤所からのプレーの2罰打を受ける場合、最初の1罰打は重複しないので合計で2罰打を受ける、ということになります。
2022.04.14回答 Mr.golfbaka
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