rockpine

Q&Aストロークと距離に代わる選択肢のローカルルールがない状況でその処置をとる

このたびはお世話になります。以下、質問させて頂きますので、宜しくお願いします。
参加者130名のクラブ競技(新年杯)に於いて、競技者Aがテイショットを打ったが見つからなかった。テーインググランドに戻るべきであったが、乗っていた乗用カートはカート上のみ自動運転で前進し、戻ることが出来ないことと、足が丈夫でないため、同伴競技者Bのアドバイス(ローカルルールひな型E-5 紛失球やOBの球についてストロークと距離に代わる選択肢)により処置して2罰打を受けてラウンドを終えた。競技終了後の成績表によれば、Aは失格となっていた。担当者によれば、上記ローカルルールはまだ適用されておらず、Aのプレーは誤所からのプレーと説明された。Aの処置は、失格に相当する「重大な違反」となるのか?
迷えるゴルファーさん
ご質問ありがとうございます!
ストロークと距離に代わる選択肢のローカルルールが適用されていない競技だったのであれば、その処置は認められないので、Aさんはストロークと距離に基づく処置(規則18、1罰打で元の場所(この場合ティーイングエリア)からプレーする)をとるしかなかった、ということになります。Aさんはローカルルールの処置をとったつもりで前に進んだ場所からプレーしたのですが、この状況で適用できる規則は規則18.2しかなく、Aさんは規則18.2の処置で誤った場所からプレーした、といった扱いとなります。つまりAさんはローカルルールの処置のつもりでプレーしたのですが、ティーイングエリアからの1打目+紛失して1罰打で打つので3打目+そこに誤所からのプレーの2罰打を加え5打目をプレーしたことになります。誤所からのプレーの違反が重大か重大でないかは、プレーヤーがどれだけ利益を得ているか、ということを踏まえて委員会が裁定することですので明確な基準はありませんが、本来打つ場所より100Yもホールに近ければほとんどの場合は重大な違反とみなすべきかと思います。他には、例えばバンカーにドロップすべきところをフェアウエイにドロップしてプレーした、プレーの線に木がかからないように救済エリアを大きくはみ出してドロップしてプレーした、といった場合は重大な違反となる可能性が高いケースとなります。誤所からのプレーが重大な違反の場合、次のホールのプレーに入る前に正しい場所からプレーし直さなければなりません。ご質問のケースでは、次のホールのプレーに入る前にティーイングエリアに戻って5打目をプレーしなければならなかった、ということになります。
カートが逆走できず足も悪い、という点については同情したくなる気持ちも分かりますが、今回の誤所からのプレーの違反が重大か重大でないかには関係ありません。
2022.01.21回答 Mr.golfbaka
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