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Q&A規則11.1の例外について

規則11.1a例外、11.1b例外2に関して教えてください。 「そのストロークの前にその両方の球がパッティンググリーンに“あった”場合は、プレーヤーは一般の罰(2罰打)」とありますが、“あった”とは動いている場合も該当するのでしょうか? 具体的には3点。
(1)Aさん、Bさんの球が共にグリーン上に止まっていて、BさんがストロークしてBさんの球がグリーン上を動いているうちにAさんがストロークし、Bさんの球がグリーン上で止まってから、Aさんの球がBさんの止まった球に当たった場合には、Aさんは2罰打で次はあるがままにプレー、Bさんの球はAさんに球に当てられた一旦止まった位置にリプレースでいのでしょうか。Aさんがストロークをした段階ではBさんの球がまだ動いているので2罰打にはならないとも考えられなくもないのですがいかがでしょうか。
(2)Bさんがグリーン外からアプローチをして、Bさんの球がグリーン上に着弾してから動いているうちにAさんがグリーン上の止まっている自分の球をストロークした場合、Aさんがストロークした時点では、「両方の球がパッティンググリーンに“あった”」ともいえると思います。この場合、Bさんの球が先に止まり、その止まったBさんの球にAさんの球が当たったときは、Aさんは2打罰になるのでしょうか。 (3)Bさんがグリーン外からアプローチをして、Bさんの球がグリーン上に乗ってから動いているうちにAさんがグリーン上の止まっている自分の球をストロークした場合、共に球が動いているときに当たったら、共に罰はなく Bさんはあるがまま、Aさんはストロークのやり直しになるのでしょうか。
好也厭離さん
ご質問ありがとうございます!
規則11.1a例外は、ストロークプレーでグリーン上でプレーした球がグリーン上に止まっている別の球に当たった場合に罰を課す規則ですが、この例外の目的は、止まっている球を自分のプレーに有利に利用することを防ぐための規則かと思います。この例外に当てはまる最も一般的な状況としては、ホールの近くに球が止まっていて、別のプレーヤーがそのままプレーすると強く打ってしまった時の歯止めとして利用できる、というような状況です。しかし、ご質問にもあるように例外の文言では、両方の球がグリーン上に”あった”としており”止まっていた”とはしていないので(英語原文も)、想像できる状況としては、Aが先にパットをし、その球がホール近くで止まりそうな時にBがホールに向けてプレーした、という状況も当てはまると考えて良いと思います。この場合、BがAの球を歯止めとして利用できる可能性を知っていてプレーした可能性もあるので、球が当たったなら罰を課すべき、ということになります。
それ以外の特殊な状況では、状況に応じて裁定する必要があると思います。例えば、Aが先にパットし、その後でBがパットしたが、Bの球が先に止まり、そこにAの球が当たった、という場合、Aに罰を課すのは妥当ではありません。といったことを踏まえて、考えてみると・・・。
(1)はお察しの通り、Aさんは2罰打であるがまま、Bさんはリプレースで良いと思います。AさんはBさんの球を自分のプレーに有利に利用できる可能性がある状況だからです。もし、BさんがAさんに対し「先に打って良いよ」と言ってAさんが準備している間に(Aさんの知らないところで)Bさんが先にプレーした場合は、Aさんに罰を課すのは妥当ではない、とも思います。
(2)も(1)と同様と考えて良いでしょう。
(3)その通りで良いと思います。
2022.01.17回答 Mr.golfbaka
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