rockpine

Q&A球を動かした後、誤った方法でリプレース

「正しくドロップした球を誤って再ドロップ」の回答ありがとうございました。
クイズの内容が、「再ドロップした際に球が拾い上げた位置ではない所に止まった、ということが前提となっている」とのこと、承知しました。
もし仮に、再ドロップした球が拾い上げた場所に止まり、それを立証できたとしたら、「規則1.3c(4) 複数の手続きの違反」にあるように、球を動かした1罰打(規則9.4)と正しくリプレースしなかったことによる1罰打(規則14.2b(2))は、関連した行為に違反しており、1打罰を受けるのではないですか?
マエストロモトさん
ご質問ありがとうございます!
ご質問のクイズで、ドロップした球が元の場所に止まってリプレースしたことになる、というのは「なんのために再ドロップしてそのままプレーしたのか?」など、突っ込みどころが多く、実際問題としてはほぼ起こらないことだと思いますので、例えば、インプレーの球を動かしてしまい元の場所にリプレースしようとした時に、手を使わずクラブで球を転がして元の場所に置いてプレーした場合で考えてみましょう。規則では、1回の行為や関連する行為で複数の規則に違反した場合、罰は重複しないことを定めています。例えば、フェアウエイで球のすぐ後ろに目土され盛り上がった砂があり、それを取り除いたら球も動かしてしまった、という場合、球のライあるいはスイング区域の改善(規則8.1a・2罰打)とインプレーの球を動かしたこと(規則9.4・1罰打でリプレース)が1回の行為で起きたことになりますので、罰は重複されませんが重い方の罰を適用しますので2罰打となります。この時点で罰は2打ですが、このプレーヤーはその球をリプレースしなければならず、そうしなかった場合、誤所からのプレーの2罰打が加わり4罰打となります。このような場合、リプレースしないことは改善とは別の行為とみなされるからです。話は戻り「インプレーの球を動かしてしまい元の場所にリプレースしようとした時に、手を使わずクラブで球を転がして元の場所に置いてプレーした場合」ですが、球を動かしてしまったことで1罰打を受け、その事に気づいてリプレースをするわけですから別の行為として捉えるのが自然かと思います。そうなると罰は重複することになります。ちなみに球を動かしてしまいリプレースせずにプレーして誤所からのプレーの2罰打を受ける場合は、最初に球を動かしたことが関連しているのでその1罰打は重複しない、といった解釈が示されています。
2021.03.31回答 Mr.golfbaka
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