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Q&A鉛を貼ったりウエイトを外すこと

ゴルフ用具規則についての質問です。
ドライバーに鉛をつけ重量調整を行う場合、不適合クラブにならないのでしょうか? また、適合クラブに備わっている重量調整用のカートリッジを取り除くことは改造になり不適合クラブになるのでしょうか?
PINGのG410LSTのバックウエイト外したらバックウエイト外しは公式競技で不適合になるとメーカーの回答があったみたいです。また、昨年女子プロでエピックフラッシュサブゼロのウェイトはずしが流行していたみたいですが。
サクさん
ご質問ありがとうございます!
まず、鉛を付けることについて、これは『伝統的』ということで基本的には認められていますが、用具規則ではウッドクラブの慣性モーメントについて定めており、これが上限を超えるように鉛を貼ることは違反となることを示しています。定められたウッドの慣性モーメントは5900g/㎠という数値となっており、これが大きいほどヘッドの回転がしづらくなるのでミスヒットした時のギア効果による曲がりは少なくなったりします。ヘッドの周りに鉛を貼ることで周囲の重量が増えれば慣性モーメントも大きくなるでしょうから、あまり大量に貼ると違反になる可能性がありますが、実際問題としてプロの競技などで設備が整った状況以外では測定することが難しいので、不適合かどうかを判断することも難しいでしょう。
次に調整用の重りを外すことについて。慣性モーメントの観点からは問題ないと思いますが、外した時の形状が用具規則に適合しているか、また、適合ドライバーリストに掲載されているドライバーなら、その重りを外した状態でも同じ適合ドライバーとして認められるか、といったことが問題となるかと思います。ですので、各ドライバーによって不適合となるかどうかは異なるかと思います。個々のドライバーについては私もよく分かりませんが、メーカーが不適合になると回答しているものは、そういうことでしょうから外さないようにしましょう。
2020.08.19回答 Mr.golfbaka
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