rockpine

Q&Aバンカーの上の急な法面に球が食い込んだ場合

いつも勉強させて頂いております。
『ゴルフ規則の詳説』の規則16.3bの『プレーヤーは必ずしも地面に食い込んだ球の救済を受けられるわけではない』について質問をお願いします。
バンカーの真上が急な3メートル程度の法面(ラフ)になっている、法面に食い込んだ場合についてご教示ください。事実上、食い込んだ球の後方に救済スペースはあります。しかし、ドロップした玉はおろか、2度のドロップ後に球が静止する箇所がありません。上記の場合、どのような処置が正しいのでしょうか?
(1)救済を受けれない為、元の食い込んだ状態に戻してプレー
(2)ドロップした箇所の最も近い静止する場所を探して、プレース(1クラブ以上離れても可なのか1クラブ以内がマストなのか?)。
詳説を読むと、(1)になる気がしますが、如何でしょうか? また静止箇所を探す際、プレースする際ラフにどの程度球を押し付けて良いのでしょうか?(ラフに強く押し付けると少し埋まり静止する)
ご確認、宜しくお願いします。
ポンタポンチさん
ご質問ありがとうございます!
詳説で「救済が受けられない」としているのは、球の直後の場所とそこから1クラブレングスでホールに近づかない範囲にジェネラルエリアが無い場合です。ご質問のケースでは、斜面が急であろうと球の直後の場所とそこから1クラブレングスでホールに近づかない範囲にジェネラルエリアがあるので、そこが救済エリアとなります。急な斜面なため球は止まらず、2回ドロップしても止まらないなら2回目に最初に地面に落ちた場所にプレースを試みます。それでもきっと止まらないでしょうから、再度プレースを試みます(この時プレースしようとした場所をX点とします)。それでも止まらない場合は、X点よりホールに近づかず、かつジェネラルで、X点に最も近い球が止まる場所にプレースすることになります(規則14.2e)。この時、最終的にプレースする場所はX点から1クラブレングス以内といった決まりはなく、地形によってはかなり離れた場所になることもあり得ます。プレースする際、球を押し付けることは認められませんので、押し付けずに球が止まるくらい斜面が緩やかな場所まで離れることになると思います。
2020.05.21回答 Mr.golfbaka
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