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Q&Aグリーン奥のネットからの救済

(3/22 OB杭とネットがプレーの邪魔になる場合 の質問への回答)
「まずOB杭についてですが、OBの境界を定めているものは障害物としては扱われません。つまり、動かせない障害物からの救済を受けてドロップ、あるいは動かせる障害物のように取り除く、といったことは認められません。ネットは人工物ですので簡単に動かすことができなければ動かせない障害物となります。そのような障害の上や中に球がある、またはスイングやスタンス区域がかかる場合は救済の対象となりますが、これはその障害がコース内にある場合に限ります。つまり、OB杭で定める境界より外に張ってあるネットがスタンスやスイングの邪魔になる状況では、罰なしの救済は受けられない、ということです。この場合はあるがままプレーするか、それが難しければアンプレヤブルの処置をとるしかない、ということになるでしょう。ネットが境界より内側にあれば、罰なしの救済を受けることができます。」

上記のようにご回答ありがとうございます!
そうなりますと救済はどのようになるのでしょうか?
グリーン奥にそのようなネットがありボールを起点とした場合ピンに近づかないポジションがない場合は、たとえ、10ヤード20ヤードでもネットに当たったところから離れて良いのでしょうか?
颯田瞬さん
ご質問ありがとうございます!
動かせない障害物(異常なコース状態)からの罰なしの救済の時、まずニアレストポイントを決めるわけですが、ニアレストポイントが何なのかを把握しておくことが大事です。

【ニアレストポイント】(規則書で厳密には「完全な救済のニヤレストポイント」)
・元の球の場所よりホールに近づかない
 →ホールを中心に元の球までの距離を半径とした円をイメージしてその外側
・基本的には球のある場所と同じコースエリア内
 →ご質問のケースではジェネラルエリア
・障害がなくなる場所
 →ご質問のケースでは問題のネットがスイングやスタンスにかからない場所
・上記条件を満たす場所の中で、最も元の球の場所に近い場所

となります。このような条件を満たす場所が近くになければ、場合によっては元の球の場所からかなり離れることもあります。ご質問のケースはグリーン奥での話ですので、ひょっとしたらニアレストポイントは、グリーンの横、あるいは横よりティーイングエリア側寄りにまでくる場合もあるかもしれません。他にも、例えば広域な水たまりの中に球が入ってしまい救済を受けようとすると、100ヤードも下がらなければならない、といったこともあり得ます。
2020.03.24回答 Mr.golfbaka
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