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Q&Aスイング中に球が動いたのでスイングを止めた場合

スイング中にボールが動いた場合、そのまま打ったら無罰だと思うのですが、もし、スイングを止めた場合はいかがでしょうか?
むうさん
ご質問ありがとうございます!
2つ前のとし0347さんのご質問への回答と一部被りますが、罰の有無なども踏まえて考えてみましょう。
まず、スイングについてですが、規則を考えるときは「ストローク」として捉えておくのが良いかと思います。定義「ストローク」では『球を打つために行われるクラブの前方への動き』としています。一般的に「スイング」という言葉はバックスイング→ダウンスイング→フォローまで含めて使うことが多いと思いますが、ストロークはダウンスイングの部分に相当します。そして、スイング中に球が動いた場合については規則9.1bで定めており、ここでは
”ストロークを始めた後や、ストロークのためにバックスイングを始めた後に、プレーヤーの止まっていた球が動き始めたが、プレーヤーがそのストロークを続けた場合”
と記述されています。これは、バックスイングを始めた後に球が動いた場合について言及しているのですが、そのままストロークを続けた場合に限っていますので、途中でスイングを止めた場合は9.1bが適用されないことになります。規則9.1bは、規則9.1bが適用される場合は常に球はあるがままでプレーすることだけを扱っており、球が動いたことについての罰の有無については球を動かした原因によって変わってきます。
いくつか例を挙げてみます。

例1
プレーヤーがバックスイングを始めた後に、突風が吹き球が動き出したが、プレーヤーはそのまま止まることなく球を打った。
【罰と処置】規則9.1b適用で球はあるがまま(打って球が行った場所から)、球が動いた原因は自然の力なので罰なし

例2
プレーヤーがバックスイングを始めた後に、突風が吹き球が動き出したので、プレーヤーはスイングを止めて球を打たなかった。
【罰と処置】球が動いた原因は自然の力なので罰なし、球はあるがまま(ただしグリーン上でリプレース後の場合は除く)

例3
プレーヤーが球のすぐ後ろのラフにクラブを置きバックスイングを始めたところ、球が動いたが、そのままストロークを続け球を打った。球が動いた原因はプレーヤーと結論付けられた。
【罰と処置】規則9.1b適用で球はあるがまま(打って球が行った場所から)、球が動いた原因はプレーヤーなので1罰打(規則9.4)

例4
プレーヤーが球のすぐ後ろのラフにクラブを置きバックスイングを始めたところ、球が動いたので、スイングを止めて球を打たなかった。球が動いた原因はプレーヤーと結論付けられた。
【罰と処置】球が動いた原因はプレーヤーなので1罰打でリプレースしなければならない(規則9.4)
2020.02.09回答 Mr.golfbaka
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