Ｑ＆Ａクラブを置いてスタンスをとった後、スタンスを解けば罰は免れるか？

規則10.2bについて質問します。プレーヤーがストロークのためスタンスを取り始めてからストロークを行うまでにキャディーをプレーの線の球の後方延長線上に立たせてもプレーヤーがスタンスを解けば一般の罰は避けることができるように変更になったと理解してますが、方向確認のためにクラブ等をおいてスタンスをとった場合でもクラブ等を取り除きスタンスを解けば無罰となるのでしょうか。また自分のプレーの待ち時間にクラブ等を置いたり同伴競技者に聞いたりしてスタンスの方向を確認することも無罰でしょうか。

ドリーさん

ご質問ありがとうございます！
変更があったのは、キャディが後方に立ってスタンスをとった場合を扱っている規則10.2b(4)で、クラブなどの物を置くことについて扱っている10.2b(3)については何も言及していないので、そこは変わらない、つまりクラブを置いてスタンスをとったら、その後でスタンスを解いても罰は免れない、ということになります。性質が似ている規則なので10.2b(3)についても罰が免れるようになってもおかしくはなさそうですが、10.2b(4)の変更に付いては、キャディがうっかり後方に立っていた場合などに罰を課すのは妥当ではない、という判断からそのような変更となったのかもしれません（個人的な予想です）。
待ち時間にクラブを置くことについては、次のストロークとは関係のない場所で自分で行う分には問題ありません。例えば待ち時間に、球とは関係のない場所で自分の体の向きが意図している方向にスクエアに向いているか、クラブを置いたりして確認する、といった行為は何ら問題ありません。また、次のストロークに関連する場所に置いたとしても、それが待ち時間の間だけで、スタンスをとる前に取り除けば10.2b(3)には抵触しないということになります。同伴者にスタンスの向きを確認してもらうことは、ほとんどの場合、アドバイスの違反となるかと思います。打っていく方向（プレーの線）を示してもらうことはできますが、プレーの線の方に正確に向くことができているかどうかは、ストロークをする上での技術的な問題ですので、それについての助言はアドバイスの違反になる、というわけです。

2019.03.07回答　Mr.golfbaka