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Q&Aアンプレヤブルな状況で障害物がある場合

アンプレヤブルと障害物からの救済の優先順位ついての質問です。グリーン周りのアプローチでトップをしてグリーン奥の生け垣の中にボールが入り、そのままでは打てない状況ですが、もし打てる状況であったとしても、ボールとグリーンの間に雷の避難小屋があり障害物となり救済の対象となります。生け垣からのアンプレヤブルでドロップ場所を決めたとしても避難小屋の障害物を避けることができません。この場合、避難小屋からの救済を先に受けるとアンプレヤブルの必要がなくなりますが、つまりどちらが優先になるのか、ご教授いただければと思います。ラウンドでは、アンプレヤブルをしてから避難小屋からの救済の処置をとりました。
石橋惠一さん
ご質問ありがとうございます!
「アンプレヤブルな状況」と「異常なコース状態の障害」の両方が生じている場合、罰なしの救済を受けることはできません。ご質問のケースにおいても、生垣の中に球がありプレーできない状況なわけですから、異常なコース状態による障害があったとしても罰なしの救済は受けられず、アンプレヤブルの救済を受けるしかないので、実際のラウンドの時に、まずアンプレヤブルの救済を受けたことについては正しかったということになります。しかし、避難小屋からの救済について、ご質問頂いた内容から察する限りではプレーの線にかかっている状態であったかと思われますが、それだけでは救済の対象とはなりません。球のすぐ近くに小屋があり、スイングやスタンスの障害となっていれば救済を受けることができますが、プレーの線にかかるだけの場合であったのなら、球がグリーン上にある場合以外は救済の対象とはならないのです。もし、救済の対象とはなっていないにもかかわらず、救済を受けられると勘違いして処置したとなると、球の拾い上げが認められていない状況でインプレーの球を拾い上げ、リプレースしなかったことにより2罰打を受けることになります(規則9.4の一般の罰)。プロの競技などのテレビ塔などは『臨時の動かせない障害物』として、プレーの線にかかる場合も救済を認める場合がありますが、普段のゴルフでは、プレーの線にかかるだけでは救済の対象とはなりません。
2019.03.07回答 Mr.golfbaka
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