rockpine

Q&A打ち直した後、3分以内に最初の球が見つかった場合

暫定球についてお伺いします。競技会でのことです。ティーショットがやや右にプッシュアウトしました。林の枝が張り出しており、落下地点が見えませんでしたが、OBではないだろうとの判断のもと2打地点へ向かいました。しかし、初球が見つかりませんでしたので、打ち直しに戻りました。打ち直した後(3分以内)にボールが見つかった場合、新ルールだと、どちらのボールが正球となるのでしょうか?
中沢一男さん
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースでは、打ち直した球が暫定球であったかどうかによって、どちらの球をプレーするかが変わってきます。暫定球であるかどうかは、プレーヤーが暫定球であることを明確に告げていたかどうかがポイントとなります。暫定球であることを告げることについて、今年の『規則の解釈』の中では以下のような例が挙げられています。

【暫定球を宣言したことになる】
・規則18.3に基づいてプレーします
・念のため、別の球をプレーします

【暫定球を宣言したことにならない】
・もう一回打ちます
・別の球を打ちます

私個人の見解上でのこれらの決定的な違いですが、暫定球宣言とはならない方は、「最初の球を諦めて〜」といった文言が付いてもおかしくない表現である、ということです。つまり、ストロークと距離の救済を受けて別の球をインプレーにする意図を持ってプレーし直している可能性と捉えられる場合は暫定球の宣言にならない、ということになります。そのようなことを踏まえて、ご質問のケースでは、どのように宣言したのか、もしくは宣言していないのか、によります。もし、何も告げなかった場合や、ただ単に「打ち直してきます」といった表現だけでしたら、打ち直した球が即インプレーになり、最初の球はその後見つかってもプレーすることができません。暫定球の宣言をしていたのなら、最初の球が3分以内に見つかれば暫定球は放棄して最初の球でプレーを続けなければいけません。
2019.01.23回答 Mr.golfbaka
ページトップへ戻る