rockpine

Q&Aその球でプレーを続けなければならないのに別の球をプレー

誤所からのプレーについて教えてください。
例えばカート道からの救済はニアレストポイントから1クラブレングスのドロップエリア内にドロップ後にプレーのはずが、あるプレイヤーは2クラブレングスの間違ったドロップエリア内にドロップしてプレーしました。ドロップした場所は明らかに1クラブレングスの外側でした。ショットが終わった後、他のプレイヤーが『ドロップエリアが違う』と指摘されたプレイヤーは、別の球を今度は正しいエリア内にドロップして、前の球は拾い上げ、2回目の正しいエリア内からの球で、そのホールを終えました。規則14.7bに記載してある重大な違反ではないため、本来最初の球でプレーを終了しなければならないはずですが、この場合の罰打と適応する規則番号を御教授ください。
規則書ラブさん
ご質問ありがとうございます!
ニアレストポイントから1クラブレングス内であるところを2クラブ近く離れた場所にドロップした場合、ほとんどの場合において重大な違反とならないと思いますので、ご質問内容にある通り、そのままプレーしていかなければならない、ということになります。しかし、ご質問内のプレーヤーはプレーしていくべき球をプレーせず別の球に取り替えてプレーしました。細かく考えると以下のようになります。

【最初の球を拾い上げる前に別の球をドロップしてプレーした場合】
特に救済や球の取り替えが認められているわけではなく、球はあるがままプレーするしかない状況だったということになりますので、規則9.1に違反したことになります。規則書の規則9.1内の赤字部分にあるように、9.1の違反により球の取り替え(規則6.3b)と誤所からのプレー(規則14.7a)の規則に基づく一般の罰(2罰打)を受けることになります。球を取り替えて誤所からプレーしていますが、このケースでは重複はしないため合計で2罰打です。

【最初の球を拾い上げてから別の球をドロップしてプレーした場合】
認められていないのにインプレーの球を拾い上げ、リプレースしなかったので規則9.4の違反となります。これも同様で、規則書の赤字部分にあるように合計で2罰打です。

といったように別の球をプレーする前に、最初の球を拾い上げていたかどうかで適用する規則は変わりますが、どちらにしても2罰打になります。つまり最初の誤所からのプレーと合わせると合計4打の罰を受けることになります。
また、もし、最初に誤所からのプレーをした球がどこにあるのか分からない状況で、やり直すためにドロップした場合は、規則18のストロークと距離の救済に基づいて別の球をインプレーにしたことになります。この場合、ドロップした球が最初の球をプレーした場所から1クラブレングスでホールに近づかない『ストロークと距離の救済の場合の救済エリア』内にドロップしていれば1罰打ですが、それ以外の場所であった場合は1罰打+誤所からのプレーの2罰打で計3罰打を受けることになります(最初の誤所からのプレーと合わせると計5罰打)。罰ありの救済と誤所からのプレーでは、罰が重課されます。これは昨年までもそうでしたが、今年の規則書では1.3の最後に書いてあります。
2019.01.20回答 Mr.golfbaka
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