rockpine

Q&Aプレーの線に立ってアドレスを確認することは許されるか?

「規則10.2b(4)キャディーがプレイヤーの後方に立つことの制限」に関して教えてください。後方線上に立つのは一般の罰と言うのは理解出来ます。しかしプレイヤーがティーイングエリアやジェネラルエリアでスタンスを取る際、キャディーがプレー線の前方線上の例えば10ヤードくらい前でプレイヤーのアドレスをチェックしたりするのは違反になりますか? 10.2b(1)ではキャディーがプレー線上に立っても、プレイヤーがストロークを行う前に、その場所を離れれば違反ではないと書いてあります。また10.2b(4)では後方延長線上と書いてあります。それともプレイヤーの前方延長線上は10.2bスタンスをとるときの援助となる『物』を置いてはならない、の違反になるのでしょうか?
よろしくお願いいたします
規則書ラブさん
ご質問ありがとうございます!
10.2b(4)は、規則の解釈(JGAホームページでドラフト閲覧可能)では「目標に向けて構えることはプレーヤー自身がやらなければいけないチャレンジ」といったことを示しています。となると、ご質問のケースは規則の裏をかいているようにも思えますが、規則10.2b(4)でキャディが居てはいけないのが「後方延長線やその近く」とわざわざ限定してあることからすると、後方延長線上やその近くでなければ、キャディが見ておかしいと思ったらアドバイスしても良いわけで、それがプレーの線上だったとしても特に他の違反がなければ罰の付けようがない、といったことになると思います。他の違反というのは、例えばプレーの線の改善や不当の遅延です。ある程度距離があるショットの場合はプレーの線の改善はほとんど関係ないと思いますが、プレーのペースには影響する可能性がありそうなのであまりお奨めはできませんし、果たしてその効果がどれほどあるかにもよります。もし、この方法で、後方から見るのと変わらないくらい的確に指示することができてしまうのなら、「規則の解釈」の中で規則の裏をかいたことにより20.3により罰を課す、といった考え方が出てくるかもしれません(今のところはありませんが)。キャディが、たまたまプレーの線を示している時にプレーヤーのアドレスの方向が気になったのならそれはアドバイスしても問題ないと思います。
2019.01.14回答 Mr.golfbaka
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