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Q&Aバンカーの土手にくい込み”地面にくい込んだ球”の救済エリアがない場合

地面に食い込んだ球に関しての質問よろしくお願いいたします。
ポットバンカーの土手に食い込んだ球の救済ですが、土手はジェネラルエリアなので救済が受けられるはずです。この場合ドロップエリアは土手の球が食い込んだすぐ後方にドロップエリアを決め、ドロップすると当然球はバンカー内に転がり落ちます。再ドロップの後プレースを2度しても、やはりバンカー内に転がります。止まる所をずらして行って、止まる所は土手の上でしばしばドロップエリア外になるはずで、カップに近づかない所なら救済可能だと思います。ではバンカーの土手が90度以上反り上がってドロップするとドロップエリア内に着地せず、直接バンカーの砂の上にしか着地しない場合はどのように処置するのでしょうか?
アンプレアブルの処置をするしかないのか、あるいは規則20.3を適用して、例え直接バンカーに着地しても2度ドロップの後プレース、プレースで無罰の救済は可能なのでしょうか?よろしくお願いいたします。
規則書ラブさん
ご質問ありがとうございます!
難しいケースで考えさせられます。まず、地面にくい込んだ球の救済エリアですが、球の直後から1クラブレングスでホールに近づかないジェネラルエリア、ということになります。球は地面にあるので垂直以上の角度がついた壁でも、それに沿って計測することになります(球が木の上にある場合のアンプレヤブルなどは球の真下の場所に球があるものとして扱う、つまり垂直距離を無視しますが、それ以外では地面の凹凸や傾斜も距離に含まれます)。ですので、救済エリアの基点となる『球の直後』の場所はもしかしたら直線距離ではホールに近づく場所となる可能性もある、ということですね。もし、球がバンカーの横端にあり、求められる範囲にドロップ可能なジェネラルエリアがあれば、その救済エリアにドロップすることは可能になりますが、そうでなければドロップできる救済エリアはない、ということになります。規則は大幅に変わりましたが、今までの裁定集などの考え方を参考にすれば、規則が認めていないことを認める、ということはほとんど無いので、このケースでバンカー内にドロップすることを認めることはしない、といった考え方です。
ということで、この状況では"地面にくい込んだ球”の罰無しの救済は受けられない、とするのが最も適切かと思います。この場合、プレーヤーの選択肢としては、あるがままプレーするか、アンプレヤブルの救済を受ける、ということになります。ジェネラルエリアにある球についてのアンプレヤブルの救済ですので、バンカーの後方にドロップすることもできます。
ちなみに「オフィシャルガイド・ゴルフ規則の解釈」(JGAホームページでドラフト閲覧可能です)14.2e/1が参考になると思います。
2019.01.07回答 Mr.golfbaka
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